CSSには多くのプロパティがありますが、ここでは特によく使われる基本的なプロパティをまとめます。これらを押さえると、幅広いスタイルの設定が可能になります!
1. レイアウト関連のプロパティ
display
:要素の表示形式を設定します。block
、inline
、flex
、grid
など、異なる表示形式が選べます。
position
:要素の配置方法を指定します。static
、relative
、absolute
、fixed
、sticky
など。
top
、right
、bottom
、left
:position
プロパティがrelative
やabsolute
の場合に要素の位置を指定します。z-index
:要素の重なり順序を指定します。大きい値ほど前面に表示されます。
2. ボックスモデル関連のプロパティ
width
、height
:要素の幅と高さを指定します。margin
:要素の外側の余白を設定します。margin: 10px 20px;
のように書いて上下左右の余白を設定できます。
padding
:要素の内側の余白を設定します。border
:要素の枠線を設定します。border: 1px solid #000;
のように、幅・線の種類・色を指定します。
box-sizing
:ボックスサイズの計算方法を指定します。border-box
に設定すると、padding
やborder
を含めてサイズが計算されるため、レイアウトが崩れにくくなります。
3. フォント・テキスト関連のプロパティ
font-size
:フォントのサイズを指定します。font-family
:使用するフォントの種類を設定します。font-family: Arial, sans-serif;
のように複数の候補を指定します。
color
:文字の色を設定します。font-weight
:文字の太さを設定します。bold
や数値で指定可能です。line-height
:行間を指定します。text-align
:テキストの水平揃えを指定します(left
、center
、right
)。text-decoration
:テキストの装飾(下線など)を指定します。
4. 背景関連のプロパティ
background-color
:要素の背景色を設定します。background-image
:要素の背景画像を設定します。background-size
:背景画像のサイズを指定します(cover
、contain
など)。background-position
:背景画像の位置を指定します。background-repeat
:背景画像の繰り返し方法を指定します(repeat
、no-repeat
など)。
5. アニメーション関連のプロパティ
transition
:要素の状態が変化する際のアニメーションを設定します。- 例:
transition: all 0.3s ease;
- 例:
transform
:要素を変形します(回転、拡大縮小、移動など)。- 例:
transform: rotate(45deg);
- 例:
animation
:より複雑なアニメーションを設定します。
6. Flexbox関連のプロパティ
display: flex
:要素をFlexboxのコンテナにします。justify-content
:横方向の配置方法を指定します(flex-start
、center
、space-between
など)。align-items
:縦方向の配置方法を指定します(flex-start
、center
、stretch
など)。flex-direction
:配置の方向を指定します(row
、column
など)。
7. Grid関連のプロパティ
display: grid
:要素をGridコンテナにします。grid-template-columns
、grid-template-rows
:列・行のレイアウトを設定します。gap
:グリッドの要素間の間隔を設定します。
8.それ以外でよくつかうもの
border-radius
:要素を角丸にします。ボタンを作ったりする時によく使います。max-width
:最大幅が〜pxと指定する時に使います。レスポンシブレイアウトを作成する時によく使われます。
これらのプロパティを組み合わせることで、さまざまなスタイルやレイアウトを簡単に作成できます。まずは基本的なプロパティから試して、少しずつ応用してみてください!